スポーツランドSUGOでマフラーのテストを行ってきました。
マフラーやエキゾーストマニホールドの交換によるパワーアップは、本当なのか嘘なのか、太くしすぎると本当にトルクが無くなるのか、今まではダイナパックやシャシーダイナモの計測数値で判断してきたと思います。
素朴な疑問として、例えば20馬力アップしたら車は速くなるのでしょうか?
速くなる=最高速?体感?そこも明確な定義は無いように思えます。
私は、単純にマフラーによる音質を除く性能アップ=速くなる=加速度が上がる、が求められているのではないかと思っており、2速3000回転から4速7500回転までのGPSによる加速度をテストしました。
GPSでは、距離とスピードが正確に出ますので、120㎞/h~150㎞/hまでとか、50㎞/h~80㎞/hまで等、任意の速度域での経過時間が測定できます。
また、3速で150㎞/h~100㎞/hまでエンジンブレーキを掛けて、100㎞/hになった時点でアクセル全開にして、150㎞/hの経過時間と距離を確認する、といったテストをすれば、アクセルを踏みなおした時の、トルク感を数値で確認できます。
ギアも速度も自由に選んで計測できるので、本当に多くの情報が得られます。
結果は、非常に面白いもので、S2000とZ33・Z34でテストしましたが、明らかな差が出ました。
後ほどまとめて公表したいと思います。
また、もう一つサーモグラフでタイヤの垂れは体感通りなのかも確認してきました。
こちらが右前です。
そして、こちらが左前です。
SUGOは、高速の最終コーナー、1コーナー、馬の背と、左フロントに荷重が掛かるサーキットです。
もう溝があまりないタイヤで走行したので、左フロントの極端な垂れは感じませんでしたがそれでも10℃近い差がありました。
また、右前が外まで使えていない事も確認できました。
ただ、外気温・周回数もありますし、1回目の測定なので、これを基準にもっとテストしたいと思います。
単純な機材であっても、使いようによって色々な「数値」「事実」が確定するのは面白いと思います。